法楽日記

デジタル散策記&マインド探訪記

池上彰(著)「北朝鮮問題 よくわからないまま社会人している人へ」

池上彰(著)「北朝鮮問題 よくわからないまま社会人している人へ」を読みました。著者が2006年9月末に北朝鮮に取材訪問したことをきっかけに、2006年12月に出版された本です。当時の北朝鮮について著者の視点で解説されています。

著者はわかりやすい説明で定評があるそうです。この本を読んで、『わかりやすい説明』とは、受け手のレセプターにピタッとハマるように上手に加工された説明方法なんだなと思いました。何百万人、何千万人という視聴者や読者のレセプターに心地よく受け入れられるような説明方法を何十年も繰り返すことができるなんて、職人技の世界なんだろうなぁと思いました。

一方で、私はマジョリティーから大きく外れた人なんだなとも思いました。私には、以前読んだ岩波新書の和田春樹(著)「北朝鮮現代史」の方がわかりやすかったです。